マンションは一軒家よりもセキュリティが強固だから、ホームセキュリティなんていらないよね?
確かに、
- マンションは多くの人が出入りし「人の目」がある
- 防犯設備も充実している傾向がある
このような理由から防犯力は一般的には高いです。
しかし、油断は禁物!
侵入窃盗の約13%はマンションなどの共同住宅で発生しているのです。
近年、賃貸マンションや持家マンションに個別にホームセキュリティを導入する事例が増えています。
そもそもホームセキュリティはマンションに導入可能?
ホームセキュリティは「賃貸」でも「持家マンション」でも導入可能です。
大家さんや管理会社に相談することで、多くの場合は導入の許可を貰えます。ただし、大規模な工事や壁に大きな穴を開けるなどの場合は、断られることもあります。
こういった場合は、穴あけ工事などを必要としないホームセキュリティの導入を検討しましょう。
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マンションのホームセキュリティは不要?
検討している段階ということは、今まさに必要だと言えます。実際、マンションのホームセキュリティは日常の安心を得られる心強いサービスです。
特に、女性の一人暮らしや幼いお子さんがいる家庭などは、導入するのが良いでしょう。
戸建てに比べ、セキュリティ意識が低くなりがちのマンションですが、実はホームセキュリティはとても重要なのです。
その理由を順番に見ていきましょう。
マンションと戸建てはどちらが安全?
「マンション」と「戸建て」を比べると、確かにマンションの方が安全です。
マンションにが戸建より安全な理由として
- 住宅内外の人の数が多い
- 監視カメラなどのセキュリティがある
などの点が挙げられます。
空き巣は人に見つかることを避けようとするため、多くの人が住んでいるマンションは戸建てよりは狙われにくいです。
マンションの被害件数
とはいえ、警察庁による令和3年の侵入窃盗の発生認知件数の発表では、以下の通り、共同住宅でも多く発生しています。
- 一戸建て住宅: 36.4%
- 共同住宅(3階建て以下:8.7%)
- 共同住宅(4階建て以上:4.3%)
侵入窃盗の総数37,240件中、共同住宅の件数は4,841件であり、全体の約13%を占めます。
マンションといえど被害数は多いのです。オートロックや監視カメラがあったとしても、決して油断してはいけません。
では、一般的なマンションのセキュリティはどういった程度のものなのでしょうか。
マンションの標準セキュリティ
一般的なマンションのセキュリティは以下のものが多いです。
- 玄関がオートロック
- 管理人がいる
- 監視カメラがある
- 防犯用の非常ボタンがついている
「オートロック」や「監視カメラ」などがあるので、セキュリティは十分そうな気がしますよね?
いいえ、こういったセキュリティがあるマンションであっても、空き巣等の被害を完全には防ぐことはできません。
空き巣や泥棒に狙われる危険個所、ポイント
では、空き巣に狙われるポイントをまずは具体的に理解しましょう。
空き巣側の手口や狙いを知ることで、被害を防ぎやすくなります。
空き巣に狙われやすいマンションの特徴
空き巣はまず「どのマンションを狙うか」を考えます。
マンションの住民それぞれのセキュリティではなく、マンション全体単位のセキュリティ等で狙いやすさが全く違うからです。
あなたが住んでいるマンションは狙われやすい特徴に当てはまるか?確認しながら読んでみてください。
人通りの少ない立地
人が少ない場所は最も狙われます。
人が少なければそれだけ目撃される確率も減り、窃盗や侵入がしやすくなるからです。近くに大通りがある場合でも安心できません。マンション入り口まで続く道が、人通りが少ないのであれば、狙われてしまいます。
オートロック付き
共用のエントランスがオートロックのマンションは多いですが、実は逆に狙われやすい場合もあるので注意!
なぜなら、オートロックのエントランスを過信して、自分の部屋の玄関のセキュリティを怠る人が多いからです。オートロック付きのマンションでは「短時間の外出時には施錠しない」という人も実は少なくありません。
防犯設備が少ない
- 監視カメラがない
- エントランスが誰でも入れる
- オートロックがあっても外から入りやすい
こういったマンションは当然、狙われます。
古いマンションはこのような防犯設備がそもそもなかったり、あったとしても十分ではない場合があるので注意しましょう。
屋上に簡単にいける
空き巣は屋上からの侵入することもあります。誰でも屋上に行ける環境の場合、空き巣に狙われやすいです。
低層階(3階建て以下)マンションは特に狙われやすいでしょう。
空き巣が狙おうとする部屋の特徴
次に、マンション内に侵入した空き巣がまず「狙いを定める部屋の特徴」を説明していきます。
鍵をかけていない部屋
「鍵をかけてない部屋」は、まっ先に狙われます。侵入までのハードルが低い部屋ほど狙われてしまうのは当然ですよね。
また、在宅時にドアチェーンをしない人は多いです。万一、夜間の忍び込みなどで鍵が開けられてしまっても、ドアチェーンをしていれば防げるケースもあるので、在宅時・特に夜間はチェーンをしておきましょう。
低層階の部屋
低層階であれば、庭・ベランダから窓への侵入が狙われます。
玄関の鍵やセキュリティは固いけど窓はセキュリティが不十分な部屋が多いからです。窓は音を立てずに割って侵入可能なため、空き巣に狙われやすいのです。
窓からの侵入が容易な低層階の部屋に住んでいる方は用心しましょう。
マンションに導入するホームセキュリティのメリットと特徴
ここからは空き巣から部屋を守るためのホームセキュリティについて解説します。
- ホームセキュリティの機能
- ホームセキュリティをマンションに導入するメリット
の2点を説明していきます。
マンションに導入するホームセキュリティの機能
マンション向けのホームセキュリティについて、具体的にどんな機能があるかを知らない人は多いですよね。
機能やサービスを解説していきます。
監視カメラやセンサー
不審者の侵入を発見、検知してくれるカメラやセンサーを設置してくれます。
空き巣は姿を見られる・記録されることを一番嫌います。記録は証拠となり、逮捕されるリスクがアップするからです。そのため、監視カメラの設置は犯罪抑止に効果的で、とても重要です。
火災報知器
ガス漏れの検知や火災の検知をしてくれる報知器が設置されます。
警報音等ももちろんありますが、ホームセキュリティの火災報知器は警備会社が自動で通報までしてくれるところが大半です。
火災報知器の警報に気が付かなかったとしても、自動で対処してくれるのはとてもありがたいですよね。
被害の補償
万が一空き巣等の被害にあったとしても、その被害を補償してもらえることがあります。
被害に遭った際に、金銭的サポートがあれば、少しは気分も楽になりますよね?
ホームセキュリティをマンションに導入するメリット
ホームセキュリティをマンションの部屋に導入すると具体的にどのようなメリットがあるのかを解説していきます。
犯罪を未然に防ぐ
まず第一に、空き巣や強盗による犯罪を未然に防ぎます。
空き巣はセキュリティがしっかりとされていると判断すれば、その部屋への侵入を諦めます。わざわざセキュリティの固い部屋を狙う必要がないからです。セキュリティが緩い部屋を狙った方が何倍も楽なんですね。
「この部屋はセキュリティがしっかりしているぞ」と空き巣に見せつけることで、犯罪を未然に防ぐことができるのです。
被害を最小限にとどめる
それでも空き巣等の被害に遭ってしまった際には、その被害を最小限にとどめる働きをしてくれます。
- 不審者による侵入を感知→大きな警報音
- 自動通報
- セキュリティ会社によるガードマンの現場急行
空き巣が侵入してきても、迅速に対処が可能です。
空き巣に逃げられてしまっては二次被害を防ぐことが難しくなるため、迅速な通報やガードマンの現場急行はとても重要になります。
犯罪だけでなく火災も防ぐ
ホームセキュリティは空き巣等以外に、ガス漏れやその他思わぬトラブルによる被害を未然に防ぎます。
- ガス漏れの自動検知
- 不審な動きの感知
マンションにも火災報知器はありますが、ホームセキュリティの場合はガス漏れを検知した後に通報や現場の確認にいってくれます。
外出時や旅行で長期的に家を空けるときなど、とても役に立つ機能ですよね。
ホームセキュリティ導入前の注意点
とても魅力的なホームセキュリティですが、導入を検討する前に確認しておくべきことがいくつかあります。
大家さん、管理会社に相談
まず、いきなりセキュリティ会社に申し込むのではなく大家さんや管理会社に相談しましょう。
ホームセキュリティを導入すると火災報知器やカメラなどの設置が必要になるため、所有者や管理会社の許可が必要となる場合があります。
警備会社を入念に選ぶ
セキュリティを導入する会社によって以下の内容に違いあるため、よく検討しましょう。
- 導入費用
- セキュリティの内容
- プランの種類
- 使いやすさ
- 被害の補償
利用料金の「安さ」を追求しすぎるのは良くありません。
無名で料金が安いセキュリティ会社は、特に注意が必要です。警備内容が十分で実績のある「被害に遭わない」セキュリティ会社と契約すべきです。
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