ホームセキュリティを導入する前に、様々な疑問が湧いてくると思います。
よくある疑問をQ&A形式にまとめてみました。
外出時と帰宅時にやることは?
一般的に、ホームセキュリティシステムには「警戒モード」と「解除モード」が存在します。在宅時と外出時にモードを切り替える事で、セキュリティを上手く導入します。
外出時には警戒モードにし、帰宅した時には警戒モードを解除する操作をします。
具体的にどのようなことをするのか解説します。
外出時にやるべきこと
外出時にやるべきことは以下の通りです。
- 窓や扉の鍵を全て閉める
- セキュリティシステムをオンにする
たったこれだけです。とても簡単ですよね!
ホームセキュリティというと
- 防犯カメラ
- 人感センサー
- 火災報知器
- ドアや窓の感知センサー
- 自動点灯フラッシュライト
これらの防犯機器を設置するため、それぞれのオン/オフが大変なイメージがありますか?
いえ、実際は親機で一元管理できるので非常に簡単です。親機のセキュリティシステムのオン/オフのみでOKです。
窓や扉の鍵は必ず人の手で閉めなくてはいけないので、そこは注意しましょう。
帰宅時にやるべきこと
帰宅時も操作は簡単です。
オンにしたセキュリティシステムを、ボタン1つの操作でオフに切り替えるだけ。
小さなお子さんや高齢者も簡単に使えるので安心です。ただ、簡単に解除ができるため誤ったセキュリティの解除には注意しなくてはいけません。
緊急時は何分で到着?
不審者による自宅侵入を検知した際などは、セキュリティ会社のガードマンが緊急で自宅まで出動してくれます。被害を最小限に防ぐためにも、どのぐらいの時間で到着してくれるのか気になりますよね。
到着時間の目安と大手セキュリティ会社の到着時間を解説します。
到着時間の目安
警備業法では、通報から25分以内の現場到着が定められています。交通状況を考えて、この時間は多少前後する事があります。
実際にガードマンが到着する時間の目安は5分-15分ほどです。
ですが、この目安はガードマンの待機場所と自宅の距離や、当日の交通状況や天候によって変わります。
セコムやアルソックなど大手会社の場合
大手警備会社はガードマンの待機所が全国各地にあり、迅速な緊急駆けつけが可能です。
ガードマンの待機場所が最も多いのは「SECOM」です。よって、一般論として到着時間はどのセキュリティ会社より早いと言えるでしょう。
「ALSOK」はセコムに次いで全国2位の数の待機所を全国に持っています。大手2社に駆けつけ時間の違いはほとんどないでしょう。
とはいえ、到着時間は自宅と待機所の距離に大きく左右されます。
警備員の待機所は非公開ですが、資料請求後の電話やり取りや訪問の際に尋ねてみましょう。
警備員が駆けつけに来たらお金取られる?
プランや出動理由次第では出動料金というものが発生します。
不審者による自宅侵入を感知した際などには、セキュリティ会社の警備員が自動で駆けつけてくれます。長期旅行など自宅にすぐに戻れないときに、代わりに家を守ってくれるのでありがたい存在ですよね。
でも、気になるのは出動料金。警備員に来てもらったら高額請求がくるのでは?詳しく見ていきましょう。
出動料金の存在
警備員が緊急時に自宅へ駆けつけた際に、発生する費用です。
異常が検知されて、警備員が待機所から自宅へ駆けつける度に発生します。1回の出動料金は5千円以内が相場となっています。
出動料金の有り/無しはプランで変わる
警備会社によっては
- 出動料金が月額費用に含まれるケース
- 出動料金が月額費用に含まれないケース
前者の場合は、異常感知から警備員の出動までが自動対応となることが多いです。後者の場合、異常検知時には、自分で警備会社に連絡&出動要請するといった対応が必要になるケースも。大手警備会社の大半は「前者」を採用しています。
「後者」の場合、自動出動がない分、月額基本料金は安く抑えられますが、緊急時の対応は遅れてしまうというデメリットもあります。
月額費用・初期費用の目安は以下記事を参考になさってください。
出動理由も重要
出動理由によって、出動費用が変動することもあります。
- 空き巣の侵入を検知した場合は無料
- 自己都合の場合は有料(たとえば鍵を無くして家に入れないなど)
ただし、これらは警備会社や契約しているプランによって変わるため、事前に確認しておきましょう。
警備員の待機場所はわかる?
警備員の待機場所はセキュリティ上の観点から、公には公開されていません。
場所がわかってしまうと、窃盗犯側に到着時刻を推測されてしまうからです。ホームセキュリティの契約をする際には、警備員の待機所を口頭で教えてくれることが多いので、事前に確認すると良いです。
防犯モード作動中に窓を開けたらどうなる?
防犯モードの状態で窓を開けてしまうと、セキュリティ会社に異常検知連絡が通知されます。
間違って窓を開けてしまった場合、すぐに警備会社に連絡しましょう。何も連絡をしない場合、警備員が駆けつけます。
契約時に注意事項として説明されるはずなので、注意深く聞いておきましょう。
セコムやアルソックのステッカーが貼ってある家は狙われる?
ホームセキュリティを導入しているということは「お金持ちの家」であり、金品がたくさんあると思われ、狙われやすくなるという意見はあります。
しかし「窃盗犯は盗める金額の大小」よりも「捕まらないこと」を重視します。わざわざ、ホームセキュリティを導入しているリスクの高い住居への侵入するようなことはしません。
ペットOKやお掃除ロボットは使える?
ペットもお掃除ロボットもホームセキュリティは対応できます。
大手セキュリティ会社であれば、導入家庭に応じたプランを柔軟に考案してくれます。その際に、家庭内の状況やペット、お掃除ロボットの存在も考慮してもらえます。
ただし、使えない防犯機器もあります!
人感センサーなどではペットと人間の区別がつかない場合が多いです。そのため、センサー類など一部防犯機器の使用が制限されることがあります。
なおペットやお掃除ロボットの動く範囲を限定し、それ以外の空間でセンサーを利用するなどの対策は可能になります。
停電したら警備システムはどうなる?
予備バッテリーが作動する為、一定時間は正常に作動します。
大規模な停電など復旧の見込みが立たないほどの停電なければ、それほど心配する必要はありません。
警備システムのバッテリーが切れそうになった際などは、セキュリティ会社から連絡がきたり、対応をしてくれることがあります。
長期不在にもホームセキュリティは有効?
もちろん、長期不在でもホームセキュリティは有効です。
長期間留守用の「専用のセキュリティサービス」を用意してる警備会社も多いです。
例えば
- 定期的な見回り
- 郵便物の回収
などがサービス内容としてあります。
自宅に長期間不在になる際は、警戒レベルを高める必要があります。事前に警備会社に相談しましょう。
長期不在の防犯対策を自分で実施するのであれば、以下記事が参考になるかと思います。
★>>帰省中の防犯対策
解約手順や条件はある?
解約手順やその条件は、解約の時期によって変わります。
契約期間が満了のタイミングか?契約期間の途中か?といった違いで解約条件等が変わるため、解約する前に必ずチェックしましょう。
解約の手順
解約は契約した警備会社に解約の意思を伝えるために連絡が必要になります。
文書での解約が必要なケースや、電話での連絡だけでOKの場合もあります。
契約期間満了時の解約
契約期間が終わった後の解約は
- 解約金不要
- 保証金の返還
等になります。
契約期間満了で解約する場合、満了前に前もって連絡する必要があるので、早めに警備会社に伝えておきましょう。
契約期間中の解約
契約期間中の解約は
- 解約金の請求
- 保証金が返還されない
こういったケースが多いです。
これは一般的なケースであり、警備会社によって異なる為、事前に確認しておくことが大事です。
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